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競輪の車券購入は20歳以上のみ可能です。
競輪を見始めて最初につまずくのが「ライン」です。
9人が個人で走っているように見えるのに、解説者は「このラインが強い」「並びが変わった」と話す。出走表には見慣れない記号が並ぶ。ここで挫折する人はかなり多いです。
でもラインの仕組みは、一度分かればシンプルです。そして理解した瞬間、競輪は一気に面白くなります。予想の精度も変わります。
このページでは、ラインとは何か、なぜ組むのか、どうやって調べるのかを順番に説明します。
ラインとは「レース中に組む一時的なチーム」
ラインとは、同じ地区の選手や師弟関係にある選手同士が協力関係を作り、レースを有利に戦うためのチームのことです。
通常2〜5人でチームを組み、レース中は一本の線のように連なって走ります。この形から「ライン」と呼ばれます。
重要なのは、これが恒久的なチームではないという点です。レースごとに組まれ、レースが終われば解散します。同じ選手が別のレースでは敵になることもあります。
なぜラインを組むのか
理由は2つあります。
理由1:空気抵抗を減らすため
競輪は最高で時速70km近いスピードでレースが行われます。この速度では、選手にかかる空気抵抗は相当なものです。
そこで選手たちは隊列を組みます。先頭の選手が後ろの選手のための風よけになり、後ろの選手は他のラインが迫ってきたときに牽制する。この持ちつ持たれつの関係がラインの基本です。
理由2:1対8を避けるため
9車立てのレースで単騎(ラインを組まない)だと、1対8という状況になります。当然、勝ち目は薄い。
味方を作れば3対6になる。勝利の可能性を高めるために味方を作りたい——これがラインを組む動機です。
1人の選手を抜くより、複数人で組んだラインを抜き去るほうがはるかに大変です。だからこそラインは機能します。
誰と誰が組むのか
ラインは登録地の近い選手同士で組むのが基本です。
普段から一緒に走ることの多い選手とタッグを組めば、お互いのクセやタイプを理解しているので、強固なラインが築けます。
具体的には次のような関係で組まれます。
- 同じ都道府県の選手(同じ競輪選手会に所属し、練習や遠征を共にすることが多い)
- 同じ地区の選手(例:北日本地区は北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島)
- 師弟関係
- 競輪学校時代の同期
つまり、出走表の登録地を見れば、ある程度ラインが予想できるということです。
単騎という選択
同じレースに地区も違えば顔見知りもいない、という選手は「単騎」で走ることになります。
守ってくれる選手がいないため不利ですが、他のライン同士で展開が崩れたときに豪快に突き抜ける場面もあります。単騎戦を好んで戦う選手も存在します。
ライン内での役割分担
ライン内の位置によって、走り方がまったく違います。
先頭:「タテの走り」
とにかく前に走り続ける役割です。後続の風よけになりながら、レースを引っ張ります。
ただし体力の消耗が激しく、最後に後ろの選手に抜かれて着を落とすことも多い、損な役回りでもあります。
2番手・3番手:「ヨコの走り」
「追込みタイプ」と呼ばれます。自分のラインの先頭選手を、別ラインの選手から守るように走ります。
中盤では左右にあえて揺れながら走り、敵選手が後ろから追い抜きづらいように妨害。そしてラストスパートでは、自ラインの先頭選手を抜き去って1着を狙います。
味方を守りながら、最後は味方も抜く。ここが競輪の複雑で面白いところです。
ラインの調べ方(並びの確認手順)
ラインがどのように組まれるかを「並び」と呼びます。周回予想とも呼ばれます。
前日:出走表で予想する
前日に公開される出走表には登録地が記載されているので、同地区の選手を探せばある程度のライン予想ができます。
さらに、出走表に書かれた選手コメントも手がかりになります。「○○ラインで」「○○君マークで」といったコメントが記載されていることがあり、組まれるラインのヒントになります。
当日:必ず「並び」を再確認する
ここが重要です。
基本的には選手の前日の宣言通りにラインは組まれますが、まれにレース当日にラインが変わることがあります。
そのため、レース当日にはオッズ画面などに表示されている「並び」を必ず確認してください。前日の情報のまま車券を買うと、想定と違うレースになります。
競輪場にいる場合は、レース直前の選手紹介で実際のライン同士が並ぶので、それを見るのが最も確実です。
初心者はラインをどう車券に活かすか
同じラインの選手がワン・ツーフィニッシュを決めることは非常に多いです。
そのため、初心者が最初の的中を狙うなら、同じラインの選手同士で組み合わせて買うのが近道になります。
たとえば3人ラインだと予想したなら、その3人の中から2人を選んで買う。これだけでも、闇雲に買うよりはるかに当たりやすくなります。
ただし注意点があります。並び順は分かっても、どのラインが先行するかはレースが始まってみないと分かりません。どのラインがどんな展開をするかを読むことも、競輪予想の一部です。
まとめ
- ラインは同地区・師弟関係などで組む、レースごとの一時的なチーム
- 目的は空気抵抗の軽減と、数的有利をつくること
- 先頭は「タテの走り」、後続は「ヨコの走り」で役割が違う
- 前日の出走表で登録地とコメントを見れば予想できる
- 当日は必ずオッズ画面の「並び」を再確認する
- 初心者は同ラインの選手同士を組み合わせると的中しやすい
ラインが読めるようになると、レースの見え方が完全に変わります。まずは1レース、並びを確認してから観てみてください。
補足:無理のない範囲で
競輪は公営競技であり、車券の購入は20歳以上に限られます。
各投票サイトには購入限度額を設定できる機能が用意されています。のめり込みが不安な方は、あらかじめ上限を決めておくことをおすすめします。