ガールズケイリンとは|男子競輪との6つの違い

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競輪の車券購入は20歳以上のみ可能です。

ガールズケイリンは女子選手による競輪です。2012年7月1日に平塚競輪場から復活しました。

初心者にとって重要なのは、ガールズケイリンが男子競輪と別のルールで走るという点です。同じ「競輪」という名前ですが、レースの構造そのものが違います。

そして違いの中心はひとつ——ラインを組まないことです。男子競輪の予想はライン読みが土台になっていますが、ガールズケイリンではその土台がありません。男子と同じ見方をしても読めません。

このページでは男子競輪との違いを6点に整理します。


男子競輪との違い一覧

項目男子競輪ガールズケイリン
車立て多くは9車立て7車立て(欠車時は最小5車)
ライン同地区などで組む組むことが禁止(個人戦)
級班S級S班〜A級3班の6クラス全員L級1班
競走距離約2,000m1,500〜1,690m(1周分短い)
ギア倍数4.00未満3.80未満
自転車頑丈な素材カーボンフレームで軽量

順に見ていきます。


違い1:7車立て

ガールズケイリンは7車立てで行われます。男子競輪の多くは9車立てです。

失格による即日帰郷や途中欠場で欠車が出た場合、最小は5車立てになります。

7車立てになると車券の組み合わせ数が減ります。

賭式9車立て7車立て
三連単504通り210通り
三連複84通り35通り
二車複36通り21通り

計算方法は競輪の三連単は何通り?車立て別の組み合わせ数と絞り方で解説しています。


違い2:ラインを組まない(最大の違い)

ガールズケイリンでは、あからさまにラインを組むことが禁止されています。

これは国際基準のルールに沿った運用です。結果として純粋な個人戦になります。

ここが予想に直結します。男子競輪では——

  1. 登録地で同地区の選手を探す
  2. ラインを推定する
  3. 脚質で並び順を決める

という手順を踏みます(競輪の「ライン」とは?、出走表の見方を参照)。

ガールズケイリンでは、この手順が使えません。協力関係を前提にした読みができないため、個々の選手の実力と直近の成績を直接比べることになります。

ラインがないことは、初心者にとって必ずしも不利ではありません。読むべき要素が減るので、「誰が強いか」に集中できます。男子競輪のライン読みが難しいと感じた人が、先にガールズケイリンから入るという順序もあり得ます。


違い3:全員がL級1班

男子競輪はS級S班〜A級3班の6クラスに分かれています(級班の解説)。

一方ガールズケイリンは2017年7月1日より、全員が「L級1班」の格付けとなっています。クラス分けがありません。

つまり級班からは実力差が読めないということです。競走得点や直近の着順で比較する必要があります。


違い4:競走距離が1周短い

男子競輪の競走距離は約2,000mですが、ガールズケイリンは1,500〜1,690mです。バンク周長ごとに1周分少なくなります。

バンク周長男子の周回数ガールズの周回数
333m(335m)6周5周
400m5周4周
500m4周3周

距離が短いぶん、展開が早く動きます。位置取りの駆け引きに使える時間が少なくなります。

バンクごとの性質は競輪のバンクは3種類|333m・400m・500mの違いにまとめています。


違い5:ギア倍数の制限が違う

ギア倍数は、ペダル1回転で後輪が何回転するかを示す数値です。数値が大きいほど最高速は伸びますが、踏み出しは重くなります。

  • 男子競輪:4.00未満
  • ガールズケイリン:3.80未満

ガールズケイリンのほうが制限が低く設定されています。


違い6:自転車が違う

男子競輪の自転車は頑丈な素材で作られていますが、ガールズケイリンでは軽量なカーボンフレーム(モノコック)が使われ、前後輪ともにスポークホイールを装着しています。

見た目からして違うので、映像を見ると分かります。


反則・失格のルール

ガールズケイリンでは横の動きで妨害することが禁止されています。男子競輪の「ヨコの走り」——後続を牽制する走り方——が認められていません。ラインを組まない個人戦であることと対応しています。

また先頭誘導員を追い抜いてはいけないというルールがあります。誘導中に先頭選手の前輪先端が先頭誘導員の後輪後端より前に出た時点で、誘導妨害として失格と判定されます。

失格が出ると欠車になり、車立てが減ります。上で触れたとおり最小5車立てまで下がることがあり、車券の組み合わせ数も変わります。落車・失格時の車券の扱いは競輪の落車・失格で車券はどうなる?返還される条件を確認してください。


主なグレードレース

ガールズケイリンにもグレードレースがあります。

レースグレード
ガールズグランプリGP
オールガールズクラシックG1
パールカップG1
毎日新聞社杯女子オールスター競輪G1

ガールズグランプリが年間の総決算にあたる一戦です。男子のKEIRINグランプリと同じ年末の時期に行われます。

グレードの考え方は競輪のグレード一覧|GP・G1・G2・G3・F1・F2の違いを参照してください。


まとめ

  • ガールズケイリンは2012年7月1日に復活した女子競輪
  • 7車立て(欠車時は最小5車立て)
  • ラインを組むことが禁止されており、純粋な個人戦
  • 全員がL級1班(2017年7月1日から)。級班からは実力差が読めない
  • 競走距離は1,500〜1,690mで、男子より1周分短い
  • ギア倍数は3.80未満(男子は4.00未満)
  • 自転車は軽量なカーボンフレーム
  • 横の動きでの妨害は禁止。先頭誘導員の追い抜きは失格
  • 年間の総決算はガールズグランプリ

男子競輪のライン読みがそのまま通用しないという点だけ押さえておけば、混同せずに楽しめます。個人の実力を直接比べる競技だと思って見るのが近道です。

※ルール・数値は公開情報にもとづく整理です(2026年8月17日確認)。規定は改定されることがあるため、購入前に公式の案内をご確認ください。


補足:無理のない範囲で

競輪は公営競技であり、車券の購入は20歳以上に限られます。

各投票サイトには購入限度額を設定できる機能が用意されています。のめり込みが不安な方は、あらかじめ上限を決めておくことをおすすめします。

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